茨城県の制度

当たりやすくなる|茨城県営住宅の母子・父子優遇は抽選番号2個【令和8年度】

この制度は茨城県にお住まいの方が対象です。全国共通の制度と併用できます。

みさき
先生、実はまた更新料の時期で……。友達のシンママ仲間が「茨城県営住宅ならひとり親は当たりやすくなるよ」って言ってたんですけど、本当ですか?
藤井先生
本当ですよ。茨城県営住宅には「母子・父子世帯」を優遇する仕組みがあります。ただ、「◯倍」という倍率では公表していなくて、抽選番号を通常より多くもらえる、という個数の形で優遇されます。
みさき
倍率じゃないんですね。それってどういうことですか?
藤井先生
茨城県営住宅では、申込みの資格を満たして応募すると、抽選番号を1個もらえます。母子・父子世帯など優遇の対象になる方は、この抽選番号が2個になります。さらに、複数の優遇区分に該当すると4個になります。今日は「抽選番号の仕組み」「対象になる条件」「当せんしやすさと収入基準の違い」「募集の時期と申し込みの流れ」の順番で、正確に整理していきますね。

母子・父子優遇の中身を正しく知る

みさき
まず抽選番号の話から詳しく聞きたいです。
藤井先生
茨城県の公式資料には「優遇世帯(高齢者、母子家庭等)には抽選番号を2個交付するなどの措置があります」「複数の世帯区分に該当する世帯が一般住宅に応募する場合に、抽選番号を4個交付します」と書かれています。表にすると次のとおりです。
該当する区分抽選番号
優遇の対象区分に該当しない一般の世帯1個
母子・父子世帯など、優遇の対象区分に1つ該当する世帯2個
母子・父子世帯を含む8つの優遇区分のうち、複数に該当する世帯4個

茨城県営住宅 母子・父子優遇の抽選番号の仕組みを示した図解。令和8年度・定期募集(年4回)が対象で、該当なしの世帯は抽選番号1個、母子・父子世帯など1つの区分に該当する世帯は2個、複数の区分に該当する世帯は4個になることを、矢印でつないだ3枚のカードで表している。倍率ではなく抽選番号の個数で優遇されることを注記した図。

藤井先生
この「優遇世帯」には、母子・父子世帯のほかにも、高齢者世帯・障害者世帯・多子世帯・子育て夫婦世帯・DV被害者・犯罪被害者など、複数の区分があります。母子・父子世帯がほかの区分にも同時に該当すると、抽選番号は4個になります。
みさき
へえ、重なると増えるんですね。じゃあ、過去に何度も落選している場合はどうなるんですか?
藤井先生
そこにも配慮があります。過去2年間に4回以上落選している方は、これまでの個数にさらに1個が上乗せされます。優遇の対象区分に該当していて4回以上落選している場合は抽選番号が3個になり、複数区分に該当していれば5個になります。
みさき
番号が多いほど、絶対当たるってわけじゃないですよね?
藤井先生
おっしゃるとおりです。抽選番号が増えるのは、あくまで当せんの「確率」が上がるということで、必ず当せんするわけではありません。この点は後の「気をつけたいポイント」でもう一度お伝えしますね。まずは、実際にどんな世帯が母子・父子世帯にあたるのか、対象条件を確認していきましょう。

対象になる条件

藤井先生
茨城県県営住宅の指定管理者(一般財団法人茨城県住宅管理センター)が発行している令和8年度の募集案内には、母(父)子世帯について「申込名義人に配偶者がなく20歳未満(入居可能日の前日時点)の子を扶養し、かつ同居している方」と定義されています。
みさき
うちは私が離婚していて配偶者がいなくて、小学2年生のひなと2人暮らしです。この条件だと対象になりそうですか?
藤井先生
はい、みさきさんのケースなら、①配偶者がいないこと、②20歳未満の子(ひなちゃん)を扶養し同居していること、をどちらも満たしていますので、母(父)子世帯として優遇の対象になります。
みさき
よかった。ちなみに、うちみたいに18歳未満の子どもがいる世帯は、みんな「子育て世帯」にもなって、優遇が2重になったりしますか?
藤井先生
そこは誤解しやすいところです。茨城県の優遇区分にある「子育て夫婦世帯」は、名前のとおり夫婦であることが要件で、「小学校就学の始期に達するまでの子と同居し、かつその者を扶養している夫婦」を指します。配偶者のいない母子・父子世帯は、そもそもこの「子育て夫婦世帯」には該当しません。
みさき
じゃあ、母子・父子世帯が複数区分に該当して4個になるのは、どういうケースなんですか?
藤井先生
実際に起こりうるのは、たとえば18歳未満の子を3人以上扶養している「多子世帯」に同時に該当する場合や、世帯の中に障害者手帳をお持ちの方がいて「障害者世帯」にも該当する場合などです。母子・父子世帯であることに加えて、こうした別の区分の要件も満たしたときに、抽選番号が4個になるとお考えください。
みさき
なるほど、条件は分かりました。次に、さっき言っていた「当せんしやすさ」と「収入基準」の違いを詳しく教えてください。

当せんしやすさと収入基準はまったく別の話

藤井先生
ここが今日いちばん大事な話です。母子・父子世帯の優遇は「抽選での当たりやすさ」を高める仕組みであって、「入居できる収入の上限」を緩める制度ではありません。まず、県営住宅に申込むための収入基準そのものを見てみましょう。
世帯区分収入月額の基準
一般世帯158,000円以下
裁量世帯214,000円以下
藤井先生
この「収入月額」は、1年間の所得金額から、同居する扶養親族1人につき38万円などの控除額を差し引いて、12で割って出した金額です。額面の年収を単純に12で割った金額ではありません。
みさき
茨城県のホームページを見ても、収入基準の具体的な金額って出てこなかった気がするんですが……。
藤井先生
よく気づかれましたね。茨城県のサイト本体には「収入基準や住宅困窮などの資格要件があります」としか書かれておらず、具体的な金額は載っていません。この数字は指定管理者の募集案内にあります。申込む際は、その時点の最新の募集案内で改めて確認してください。
みさき
「裁量世帯」っていうのは、ひとり親だから使える基準なんですか?
藤井先生
そこも誤解しやすいところです。裁量世帯にあたるのは、60歳以上の方のみの世帯や、申込名義人または同居する親族に障害者手帳をお持ちの方がいる世帯などが中心ですが、18歳になった年度の3月31日までの子と同居している世帯も、裁量世帯に含まれます。つまり、母子・父子世帯だから裁量世帯になるのではなく、18歳になった年度の3月31日までの子と同居していることによって裁量世帯にあてはまる、という関係です。
みさき
じゃあ、ひとり親であることは収入の面では何も関係ないんですか?
藤井先生
基準の額そのものは変わりません。ただ、その基準に収まるかどうかを計算する段階では関係があります。募集案内の特別控除額の一覧には「ひとり親控除」があり、婚姻をしていないこと、生計を一にする子がいること、合計所得金額が500万円以下であることなどの条件にあてはまる方について、1人につき35万円を所得から差し引くことになっています。158,000円という基準そのものは動きませんが、その基準に収まりやすくはなる、という関係です。

茨城県営住宅(令和8年度)の当せんしやすさの優遇と入居収入基準が別の仕組みであることを示す図解。左側は当せんしやすさの優遇で、母子・父子世帯など1つ該当で抽選番号2個、複数該当で4個、対象は定期募集のみであることを示し、右側は入居収入基準(月収額)で、一般世帯は158,000円以下、裁量世帯は214,000円以下であることを示す。優遇があっても収入基準そのものは変わらないことを注記した図。

当せんしやすさの優遇と、収入基準の緩和は別物です

母子・父子世帯の優遇は、抽選番号を通常より多く配って当たりやすくする仕組みです。収入基準そのものを緩める制度ではありません。一般世帯の基準(158,000円以下)を超える場合に申込めるかどうかは、裁量世帯にあてはまるか(18歳になった年度の3月31日までの子がいる、障害者手帳をお持ちの方がいる、など)で決まり、母子・父子世帯であることそのものが基準を動かすわけではない点に注意してください。

みさき
よく分かりました。じゃあ次は、実際いつ・どうやって申込めばいいのか教えてください。

募集の時期と申し込みの流れ

藤井先生
茨城県営住宅の入居者募集には、「定期募集」と「随時募集」の2つの方法があります。
募集の種類実施時期入居者の決め方母子・父子世帯の優遇
定期募集年4回(4月・7月・10月・1月。募集期間はおおむね各月1日から15日)抽選使えます
随時募集随時(空き家がある間)原則先着順使えません
藤井先生
ここでひとつ気をつけていただきたいことがあります。母子・父子世帯の優遇は、抽選で入居者を決める定期募集のための仕組みです。随時募集は指定管理者の案内に「先着順により申込みを受け付けます」と書かれていて、優遇制度についての記載はありません。抽選番号による優遇を使いたい場合は、年4回の定期募集に申込んでください。
みさき
定期募集って、応募してからどれくらいで入居できるんですか?
藤井先生
入居できるのは、募集した月の3か月後です(入居可能日が土日祝にあたる場合は日程が変わります)。たとえば4月に募集した住宅なら7月から、7月に募集した住宅なら10月から入居できる、という流れになります。
ステップ

STEP1. 定期募集(4月・7月・10月・1月)の募集案内を、茨城県のホームページまたは茨城県住宅管理センターの窓口で入手する STEP2. 申込みたい住宅を選び、収入基準など入居資格を満たしているか確認する STEP3. 母子・父子世帯にあてはまる場合は、申込書の世帯区分の欄に、該当する区分をすべて丸で囲む STEP4. 1回の申込みにつき、申込書・同意書・110円切手3枚を用意し、募集期間中に茨城県住宅管理センターへ持参または郵送で提出する(切手3枚の同封がないと失格になります。切手の料金は料金改正で変わることがあるので、その回の募集案内で確認してください) STEP5. 公開抽選の結果を確認する。当選した場合は、指定された期間内に入居資格審査などの手続きを行う

みさき
申込書に区分を書き忘れたらどうなるんですか?
藤井先生
申込書に記載がないと優遇を受けられません。指定管理者の募集案内にも、申込書にその記載がないと優遇を受けられないこと、逆に優遇を受けたあとで条件に該当しないことが分かった場合は失格になることが、はっきり書かれています。せっかく条件を満たしていても、この一手間を忘れると一般の申込みと同じ扱いになってしまうので、申込書を出す前に必ず確認してください。
みさき
提出は郵送だけですか? それとも窓口に持っていってもいいんですか?
藤井先生
定期募集は、持参・郵送のどちらでも受け付けています。茨城県住宅管理センターには水戸・日立・つくばの3つのセンターがあるので、詳しくは募集案内で最寄りの提出先を確認してください。

気をつけたいポイント

藤井先生
ここまでの内容を踏まえて、申込む前に整理しておきたい点をまとめます。
抽選番号が多くても「必ず当たる」わけではありません

母子・父子世帯の優遇で抽選番号が2個・4個になっても、当たりやすくなるだけで必ず当せんはしません。その回の募集戸数や応募している人数によって、実際に当せんする確率は変わります。優遇の対象になっていても、必ず当せんするとは限らないことを踏まえて申込んでください。

藤井先生
もうひとつ。高齢者世帯向け住宅や子育て世帯向け住宅といった「特定世帯向け住宅」に申込む場合は、当選率の優遇はありません。ただし、過去2年間に4回以上落選している方が特定世帯向け住宅に応募する場合は、抽選番号が2個交付されます。子育て世帯向け住宅には母子・父子世帯も申込むことができますが、この場合は先ほどの抽選番号の優遇は適用されない点に注意してください。なお、特定世帯向け住宅に応募する場合は、一般住宅には申込みできません。申込みは1世帯1か所のみで、2通以上申込むと失格になります。抽選番号の優遇を使うか、特定世帯向け住宅に申込むかは、どちらか一方を選ぶことになります。
みさき
家賃はどうやって決まるんですか? 優遇があると家賃も安くなったりしますか?
藤井先生
いいえ、母子・父子世帯の優遇によって家賃そのものが安くなるわけではありません。家賃は、世帯の収入に、住宅の立地条件・広さ・築年数・設備の状況などを加味して毎年決まります。優遇が効くのは、あくまで抽せんの当たりやすさの部分だけで、当せんした後の家賃の計算方法自体は、優遇のあるなしにかかわらず同じです。
みさき
前に読んだ資料が古くて、いまも同じ内容なのか少し心配なんですが……。
藤井先生
良いところに気づかれました。実は、茨城県が公開しているこの優遇制度の根拠資料は平成26年のもので、10年以上前のものです。ただ、今回令和8年4月1日発行の最新の定期募集案内を確認したところ、母子・父子世帯を含む優遇区分に該当すれば抽選番号2個、複数区分該当で4個という枠組み自体は、今も同じ内容で案内されています。とはいえ、募集のたびに内容が更新されることもあるので、実際に申込むときは、その時点で配布されている最新の募集案内で、もう一度ご自身の目で確認してください。
みさき
分かりました。落選が続いたら、県営住宅はもう諦めるしかないんでしょうか。
藤井先生
いいえ、そんなことはありません。空き家は随時募集でも受け付けています(こちらは先着順で、母子・父子世帯の優遇は使えません)。ただし、定期募集と随時募集の両方に同時に申込むことはできません。抽選で「補欠」になった方が随時募集に申込むと、補欠が無効になりますので、繰上げ当選を待つかどうかを先に決めてください。定期募集で落選しても、次の定期募集にまた申込むことができますし、過去2年間に4回以上落選していれば、次からは抽選番号がさらに増えます。
みさき
その「4回以上落選」って、家族の名義を変えたり、引っ越したりすると数え直しになったりしますか?
藤井先生
指定管理者の募集案内には「同一名義人同一世帯での申込みに限ります」とだけ書かれていて、名義や世帯構成を変えた場合の扱いは公式資料に明記されていません。一度当選したあとで辞退したり、条件を満たさず失格になったりした場合は、その当選より前の落選回数は数えないことになっていますが、名義変更や引っ越しをした場合の扱いは、茨城県住宅管理センターに直接確認してください。
みさき
もし当選したら、そのあとはどんな流れになるんですか?
藤井先生
当選した後は、指定された期間内に「入居資格審査」を受けていただきます。原則として申込名義人ご本人が窓口に来て審査を受ける形で、審査のときには180円切手を持参します。審査を通過すると、次は連帯保証人が連署した請書の提出です。敷金として家賃3か月分を納付する必要があり、この納付済みの領収証書のコピーも請書と一緒に提出します。
みさき
連帯保証人が見つからない場合はどうすればいいんですか?
藤井先生
その場合は、茨城県住宅管理センターに相談してみてください。県の案内には、保証会社の保証などを受けられる場合があると書かれています。すべての手続きが整うと入居説明会が開かれ、そこで入居決定通知書と鍵が渡されます。入居説明会の日から15日以内に入居を終える必要があるので、この期間もあらかじめ念頭に置いて、引っ越しの準備を進めておくと安心です。
みさき
準備することが結構あるんですね。県営住宅以外にも、市営住宅みたいな制度ってあるんですか?
藤井先生
あります。茨城県が管理する県営住宅とは別に、水戸市・つくば市をはじめとした市町村が独自に運営する市営住宅もあり、そちらにもひとり親世帯向けの優遇枠を設けている場合があります。市役所・町村役場の窓口でも確認してみてください。県営住宅の抽せん結果だけを見て、諦めてしまわないようにしてくださいね。
みさき
分かりました。次は、最後にこの制度の内容を表でまとめてもらえますか?

茨城県営住宅の母子・父子優遇の基本情報まとめ

藤井先生
もちろんです。
項目内容
制度名茨城県営住宅 母子・父子世帯の優遇
内容抽選での当せんしやすさを高める優遇(倍率ではなく抽選番号の個数で優遇)
抽選番号該当なし1個/母子・父子世帯など1つ該当で2個/複数区分該当で4個(4回以上落選者はさらに+1個)
対象条件申込名義人に配偶者がなく、20歳未満の子を扶養し同居していること
入居収入基準(月収額)一般世帯158,000円以下/裁量世帯214,000円以下(18歳になった年度の3月31日までの子がいる世帯等は裁量世帯)
募集の種類定期募集(年4回・4月/7月/10月/1月)/随時募集(随時・優遇なし)
入居可能日募集した月の3か月後(土日祝の場合は変動)
提出方法持参または郵送(定期募集)
家賃住宅の広さ・立地・世帯の収入等に応じて決まる(優遇の有無で家賃計算は変わらない)
実施主体茨城県土木部住宅課 029-301-4750
指定管理者一般財団法人茨城県住宅管理センター 029-226-3350
公式URLhttps://www.pref.ibaraki.jp/doboku/jutaku/kanri/04kenei/annai.html
みさき
ありがとうございます。この制度と一緒に知っておきたい、他の支援制度も教えてください。

併用できる他の支援制度

藤井先生
住まいの当たりやすさが上がることで、他の手当や制度もより活用しやすくなります。
  • 児童扶養手当: 全国共通の制度です。県営住宅の入居可否とは別に申請でき、住居費の負担が下がれば、児童扶養手当を教育費や生活費により回しやすくなります。
  • 公営住宅の優先入居: 母子・父子世帯を含む子育て世帯などが、公営住宅の抽選で優遇される仕組みについて、全国的な考え方をまとめた記事です。県営住宅以外の公営住宅を検討する場合にもあわせてご覧ください。
藤井先生
母子家庭・父子家庭のどちらも母子・父子世帯の優遇の対象で、シングルマザーもシングルファーザーも同じ条件で申込めます。繰り返しになりますが、お住まいの市区町村が独自に持っている市営住宅・町村営住宅にも、ひとり親世帯向けの優遇枠がある場合があります。県営住宅だけに絞らず、市役所・町村役場の住宅担当窓口でもあわせて確認しておくと安心です。
みさき
県営住宅だけじゃなくて、いろいろ組み合わせて確認したほうがいいんですね。焦らず気長にやってみます。
藤井先生
よくある質問は、このページの下にまとめてあります。

公式情報・問い合わせ先

問い合わせ先

※本記事は令和8年9月時点の公表情報をもとに作成しています。県営住宅の母子・父子世帯の優遇にかかる入居資格の判定、収入基準の計算、募集の具体的な日程などは、個別の状況や年度によって異なります。最新情報は、茨城県住宅管理センターまたは茨城県のホームページでご確認ください。

よくある質問

茨城県営住宅の母子・父子世帯の優遇は、倍率でいうとどれくらいですか?
茨城県は倍率という形では公表していません。優遇の対象区分に1つ該当すると抽選番号が2個、複数の区分に該当すると4個になる、という抽選番号の個数で優遇されます。県が「倍」という言葉で説明していないため、この記事でも倍率としては書いていません。
母子・父子世帯の優遇があれば、収入が多くても県営住宅に入れますか?
いいえ、入れません。母子・父子世帯の優遇は抽選での当たりやすさを高める仕組みであって、入居できる収入の基準そのものを緩める制度ではありません。一般世帯の基準(月収158,000円以下)を超える場合は、裁量世帯にあたる別の要件(18歳になった年度の3月31日までの子がいる、障害者手帳をお持ちの方がいる、など)を満たさない限り、申込みの対象になりません。
シングルマザーですが、18歳未満の子どもが1人でも対象になりますか?
なります。指定管理者の令和8年度の募集案内では、母(父)子世帯は「申込名義人に配偶者がなく20歳未満(入居可能日の前日時点)の子を扶養し、かつ同居している方」と定義されており、子どもの人数は問われません。
父子家庭やシングルファーザーでも同じように優遇されますか?
はい。母子世帯・父子世帯のどちらも同じ「母子・父子世帯」の優遇区分の対象で、同じ条件で申込めます。
申込書に何も書かなくても、ひとり親なら自動的に優遇されますか?
自動的には優遇されません。申込書に優遇の対象になることが確認できる記載がないと優遇を受けられないと、指定管理者の募集案内に明記されています。申込む前に必ず該当する世帯区分を記入してください。
県営住宅の募集はいつ行われますか?
定期募集は年4回(4月・7月・10月・1月、募集期間はおおむね各月1日から15日)で、このほかに随時募集(先着順)があります。母子・父子世帯の優遇が使えるのは、抽選で決める定期募集だけです。
県営住宅に落選したら、他に住まいの選択肢はありますか?
あります。ただし、抽選で補欠になった方が随時募集に申込むと補欠が無効になります。空き家の随時募集への申込みができます(ただし随時募集は先着順で、母子・父子世帯の優遇は使えません)。このほか、水戸市・つくば市をはじめとした市町村が独自に運営する市営住宅にも、ひとり親世帯向けの優遇枠がある場合があります。お住まいの市区町村の住宅担当窓口にも確認してみてください。

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