群馬県の制度
当たりやすくなる|群馬県の県営住宅はひとり親世帯で抽選番号2個【令和8年度】
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この制度は群馬県にお住まいの方が対象です。全国共通の制度と併用できます。

みさき先生、今の賃貸アパート、更新のたびに家賃1か月分の更新料がかかって、正直つらいんです。群馬県営住宅って、ひとり親だと当たりやすくなるって聞いたんですけど、本当ですか?

藤井先生本当です。群馬県営住宅では、母子世帯・父子世帯(ひとり親世帯)を含む「特例(優遇)世帯」にあてはまると、抽選での当選しやすさが優遇されます。仕組みは、一般の申込者が持つ抽選番号が1個なのに対して、特例(優遇)世帯は抽選番号を最大2個持てるというものです。まずこの仕組みを正確に理解しておきましょう。

みさき2個! でも「2倍当たりやすくなる」ってことですよね?

藤井先生そこは正確にお伝えしたいところです。群馬県の入居申込案内書には「一般世帯は1個、特例世帯は2個の抽選番号」「当選確率を一般世帯に比べ高くします」とだけ書かれていて、「2倍」という言葉そのものは使われていません。実際の当選確率は、その回の募集戸数や応募している人数によって変わるので、この記事でも「2倍」という言い換えはしません。抽選番号が1個から2個に増える、という事実をそのまま理解しておいてください。

みさきなるほど、正直に言ってもらえると逆に信頼できます。ところで、もう一つ気になっていることがあって……実はまだ離婚が成立していなくて、今は調停中なんです。私みたいな状態でも対象になりますか?

藤井先生そこは今日いちばん先にお伝えしたいことです。結論からいうと、離婚未成立・調停中の方は、ひとり親世帯の優遇の対象になりません。群馬県と群馬県住宅供給公社が出している入居申込案内書には「離婚未成立、調停中は非該当」とはっきり書かれています。別居していても、戸籍上まだ配偶者がいる状態では、ひとり親世帯の区分は使えないんです。

みさきそうなんですね……。じゃあ、私と同じように調停中の人は、県営住宅そのものに申し込めないってことですか?

藤井先生いえ、そこは分けて考えてください。ひとり親世帯の優遇の対象にならないだけで、一般の申込者として県営住宅に申し込むこと自体はできます。ただし、条件があります。案内書には、離婚予定の方は家庭裁判所が発行する離婚調停中の証明書を出すこと、そして住宅の内見の前までに離婚が確認できないと入居できないと書かれています。つまり、調停中でも申込みはできますが、内見の段階までに離婚が成立していないと、その先へは進めません。また、ひとり親世帯の区分に丸をつけて申し込んでしまうと、審査で非該当と分かった時点で失格になってしまうので、その区分は離婚が成立してから使うのが安全です。なお、「子育て世帯」という別の区分については、あとで説明します。今日は、離婚が成立している前提で、優遇の仕組みと条件を順番に整理していきますね。
優遇抽選の仕組みを正しく理解する

みさき抽選番号が2個になる、というところをもう少し詳しく教えてください。

藤井先生群馬県営住宅の「特例(優遇)世帯」には、ひとり親世帯のほかにも複数の区分があります。年齢や障がいの有無、18歳未満の子どもがいるかどうかなどで区分が分かれていて、それぞれ別の条件があります。

藤井先生ここで大事なのは、複数の区分に該当しても、抽選番号は最大2個までしか増えないという点です。たとえばひとり親世帯であり、同時に「子育て世帯」(18歳未満の子どもと同居)の条件も満たしていたとしても、抽選番号が3個や4個になることはありません。


みさきてっきり、当てはまる条件が多いほどどんどん有利になるのかと思っていました。

藤井先生そう思われる方は多いんですが、群馬県の場合は「1個か、2個か」の二択とイメージしてください。ひとり親世帯にあてはまる時点で、抽選番号は2個になります。

みさきひとり親向けの住宅もあるって聞いたんですけど、そこを選べばもっと有利ですか?

藤井先生そこに落とし穴があります。先にお伝えしますね。
「子育て支援住宅」を選ぶと優遇抽選は受けられません
群馬県営住宅には、小中学校に近接した「子育て支援住宅」という種類の住宅があり、ひとり親世帯も申し込めます。ただし抽選団地の子育て支援住宅については、入居申込案内書に「特例世帯としての優遇抽選は受けられません」と書かれています。子育て支援住宅を選ぶと、抽選番号2個の優遇は付きません。優遇(抽選番号2個)を使うのか、子育て支援住宅を選ぶのかは、申込みの前に決めておく必要があります。
優遇を申し込むときの注意
特例(優遇)世帯として申し込むときは、申込書の該当する区分に丸を付けます。ただし、審査の結果「特例(優遇)非該当」と判断された場合は、抽選番号がもらえないだけでなく申込みそのものが失格になります。ひとり親世帯の条件(配偶者がいない・同居親族が20歳未満の子どもだけ・離婚が成立している)を、申込み前に一つひとつ確認しておくことが大切です。

みさき「失格になる」って、けっこう厳しいんですね。次は、その条件を詳しく教えてください。
ひとり親世帯として優遇を受けるための条件

藤井先生群馬県と群馬県住宅供給公社が出している令和8年7月版の入居申込案内書には、ひとり親世帯(母子・父子世帯)の条件がこう書かれています。
ひとり親世帯(母子・父子世帯)の優遇条件
申込者本人が配偶者(内縁および婚約者を含む)のいない方で、同居親族が20歳未満(申込日時点)の子どもだけで、現に子どもを扶養している方。離婚未成立・調停中は、この区分の対象になりません。

みさき私の場合、離婚してから2年経っていて、小学2年生のひなと2人暮らしです。この条件には当てはまりますか?

藤井先生はい、当てはまります。離婚が成立していて配偶者がおらず、同居しているのはひなちゃん(20歳未満の実子)だけで、実際にひなちゃんを育てているわけですから、みさきさんのケースはひとり親世帯の優遇条件を満たしています。

みさき実家の親と同居している場合はどうなるんでしょう。うちのシンママ友達がそういう状況なので、気になって。

藤井先生そこは見落としやすいポイントです。条件は「同居親族が20歳未満の子どもだけ」なので、ご自身の親(お子さんから見て祖父母)と同居している場合は、同居親族に20歳未満の子ども以外の人が含まれることになり、ひとり親世帯の区分の対象から外れてしまいます。ただ、あとで説明する「子育て世帯」の区分に当てはまる場合があります。お友達のように親と同居しながらの申込みを考えている場合は、この点を先に確認しておくことをおすすめします。

みさき内縁関係やパートナーがいる場合はどうですか?

藤井先生「配偶者」には、法律上の婚姻関係だけでなく、内縁関係や婚約している相手も含まれます。内縁のパートナーや婚約者がいる状態では、ひとり親世帯の優遇の対象にはなりません。

みさき調停中の人や、実家の親と同居している人は、優遇がまったく使えないということですか?

藤井先生ひとり親世帯の区分は使えませんが、案内書には別に「子育て世帯」という区分があります。条件は「同居親族に18歳未満(申込日時点)の子どもがおり、現に子どもを扶養している方」で、案内書の書き方には、配偶者の有無や同居している親族の範囲を限る文言がありません。ですから、条文の上では、18歳未満のお子さんと暮らしていれば、子育て世帯の区分で優遇を受けられる可能性があります。ただ、実際にどう判定されるかは案内書だけでは判断できません。申込みの前に群馬県住宅供給公社(027-223-5811)へ確認してください。抽選番号が最大2個なのは、どの区分でも同じです。

みさき条件はよく分かりました。次は、そもそもこの優遇があっても家賃が下がるわけじゃない、という話を詳しく聞きたいです。
家賃は優遇で変わるわけではありません

藤井先生ここは誤解されやすいので、はっきりお伝えします。群馬県営住宅の優遇は、当選しやすさだけが優遇される仕組みで、家賃そのものが安くなる制度ではありません。家賃は、優遇の対象になるかどうかとは関係なく、入居する世帯の収入や住宅の広さ・立地などによって決まります。

みさきあ、そうなんですね。てっきり「優遇世帯だから家賃も安くなる」のかと思ってました。

藤井先生そう誤解される方は少なくありません。優遇されるのは「当たりやすさ」だけで、当選したあとの家賃は、一般の入居者と同じ考え方(世帯の収入に応じて決まる家賃)で計算されます。
収入基準について
県営住宅に入居するには、月額の収入(同居予定親族の収入を含む)が、公営住宅法施行令の定める収入基準以下であることが必要です。群馬県と群馬県住宅供給公社が出している令和8年7月版の入居申込案内書では、原則階層世帯は月収158,000円まで、裁量階層世帯は月収214,000円まで、そのうち「子育て世帯」は月収259,000円までとされています。案内書は「子育て世帯」を「同居親族に18歳未満の子どもがいる方」と定めているので、18歳未満のお子さんと暮らしているひとり親世帯は、この259,000円の基準で見ることになります。この収入基準は、抽選の優遇(抽選番号2個)とは別のルールです。ひとり親世帯であること自体が収入基準を変えるわけではなく、18歳未満の子どもと同居しているかどうかで決まります。ここでいう月収は、額面や手取りの月収そのままではなく、案内書の計算式で出す「収入月額」のことです。計算方法は案内書に載っていて、公社のホームページにはシミュレーションもあります。迷う場合は、群馬県住宅供給公社に確認してください。

みさき18歳未満の子どもがいれば、収入の基準も少し高くなるんですね。

藤井先生はい。ただ、それはひとり親だからではなく、18歳未満の子どもと同居しているかどうかで決まる基準です。ひとり親世帯の優遇は、あくまで「抽選の当たりやすさ」の話で、収入基準や家賃の計算方法は、他の入居者と共通のルールが適用されます。次は、実際にどうやって申し込むのか、その方法を見ていきましょう。
抽選団地と随時団地、2つの申込み方法

藤井先生群馬県営住宅の申込み方法には、「抽選団地」と「随時団地」の2種類があります。どちらか一方にしか申し込めません。

みさき随時団地は、抽選じゃなくて先着順ってことですか?

藤井先生そのとおりです。随時団地は抽選ではなく受付順で決まるので、そもそも抽選番号という仕組みが存在しません。「ひとり親だから優遇の抽選番号がもらえる」という話は、抽選団地に申し込んだ場合の話だとイメージしてください。

みさきじゃあ、早く住みたい場合は随時団地のほうが早いこともあるんですか?

藤井先生随時団地は「いつでも申込みができる」募集方法なので、抽選月を待たずに動きたい場合の選択肢になります。受付の方法も違います。抽選団地は郵送・窓口・メールのいずれでも申し込めます。随時団地は必要書類を揃えて窓口に提出する方法だけで、郵送では受け付けていません。また、抽選団地の締切は抽選月の15日必着です。消印有効ではないので、15日に投函しても、届くのが16日以降なら間に合いません。

みさき受付方法や締切の数え方が違うんですね、覚えておきます。抽選団地と随時団地、どちらも群馬県内のいろいろな市や町にあるんですか?

藤井先生はい。前橋市・高崎市・桐生市・伊勢崎市・太田市・館林市・富岡市・沼田市・渋川市・藤岡市・安中市・草津町・大泉町・邑楽町など、県内の広い範囲に団地があります。どの団地が抽選団地で、どの団地が随時団地かは、募集のたびに公表される一覧で確認してください。

みさきいくつも団地があるなら、まとめて何団地も申し込んでおいたほうが有利じゃないですか?

藤井先生それはできません。申込みの上限は1世帯につき1団地までで、案内書には、1世帯で2団地以上申し込んだ場合は失格または辞退とみなすと書かれています。抽選団地と随時団地を同時に申し込むこともできず、すでにどちらかに申し込んでいる場合、後からもう一方に申し込むと、先の申込みは取り下げ(辞退届の提出)になります。1回の申込みでどの団地を選ぶか、事前によく検討しておく必要があります。

みさき申し込む前に、ほかに確認しておいたほうがいい条件はありますか?

藤井先生案内書には、ここまでの話とは別に、次のような要件が書かれています。見落とすと無駄足になりやすいので、先に確認してください。
申し込む前に確認しておきたい要件
・抽選団地に申し込むには、群馬県内に住所か勤務場所があることが必要です。随時団地にはこの要件がないので、県外にお住まいの方は随時団地が選択肢になります
・抽選団地は、県営・市町村営住宅に入居中の方は申し込めません(転勤や結婚、身体の障害等、特別な事情がある場合を除く)。随時団地は入居中の方も申し込めます
・申込者本人や同居予定の親族に持家(共有名義を含む)があると原則申し込めません。取り壊しや売却で住めなくなる予定がある場合は、個別に相談するよう案内されています

みさき離婚で家を出たけれど、名義だけ残っている場合もあてはまりますか?

藤井先生共有名義も含むと書かれているので、あてはまる可能性があります。個別に相談するよう案内されていますから、申込みの前に群馬県住宅供給公社へ聞いてください。次は、実際の申込みから入居までの流れを見ていきましょう。
申込みから入居までの流れ

藤井先生抽選団地・随時団地とも、申込みのあとの流れはほぼ共通です。
ステップ
- 抽選団地は抽選月の1日に発表される募集団地一覧から選び、郵送・窓口・メールのいずれかで申込む(締切は抽選月の15日必着)。随時団地は窓口に必要書類を持参して申込む
- 特例(優遇)世帯にあてはまる場合は、申込書の該当欄に丸を付ける
- 抽選団地は抽選が行われ、抽選番号に基づいて当選者が決まる。随時団地は受付順に案内される
- 審査(書類の確認・暴力団員該当の有無の照会など)を受ける
- 内見の案内を受け、案内後14日以内に内見をして、入居希望かどうかを回答する
- 入居説明会に出席し、契約書類をそろえて敷金(家賃3か月分)などを納付する
- 入居説明会の翌日から15日以内に入居し、入居完了日から7日以内に「入居完了届」とアンケートを提出する

みさき敷金は家賃の3か月分なんですね。まとまったお金が必要になりそうです。

藤井先生そうですね、敷金は家賃の3か月分が必要になります。当選してから慌てないよう、ある程度まとまったお金を準備しておくと安心です。なお、特例(優遇)世帯として申し込んで当選しても、審査の結果「特例(優遇)非該当」と判断されると失格になる点は、繰り返しになりますが重要なので、もう一度お伝えしておきますね。

みさきわかりました、しっかり確認してから申し込みます。ところで、さっき少し話に出ていた「シングルマザー専用シェアハウス」って何なんですか?
「シングルマザー専用シェアハウス」という選択肢

藤井先生これからお話しする内容は、まず先にお伝えしないといけないことがあります。現在、満室で新規の入居受付を停止しています。いつ受付が再開されるかについても、群馬県のページには記載がありません。ですので、「今すぐ申し込める住まい」としてではなく、「群馬県にはこういう仕組みがある」ということを知っておいていただく情報として聞いてください。

みさきそうなんですね……。てっきり、今から申し込める話だと思っていました。

藤井先生期待させてしまうと申し訳ないので、先にお伝えしました。ただ、満室で止まっているからといって知る意味がないわけではありません。再開したときに、知っている人だけが動けるという情報なので、そのつもりで聞いてもらえたらと思います。

みさきなるほど。それなら、どんな住まいなのか教えてください。

藤井先生前橋市にある「広瀬第二県営住宅」という県営住宅の1つの階(3階フロア)を、まるごとシングルマザー専用のシェアハウスにしたものです。7戸だけの小規模なシェアハウスで、1LDK(専有面積35.4平方メートル)が6戸、2LDK(専有面積43.0平方メートル)が1戸あります。居室のほかに、入居者同士が自由に使える共有リビング(面積43.0平方メートル)も設けられています。


みさき1つのフロアがまるごとシェアハウスになってるなんて、初めて聞きました。入居できる人の条件はあるんですか?

藤井先生あります。入居できるのは、中学生以下の第1子と同居する母子世帯だけで、子ども以外の親族と同居することはできません。入居できる期間も、第1子が中学校を卒業する年度末までと決まっています。群馬県住宅供給公社の注意事項には、第1子のほかにお子さんがいる場合でもこの年度末で明け渡しになること、入居期間の延長は認められないことが書かれています。次の住まいは、その時期に合わせて考えておく必要があります。

みさき期間が決まっているんですね。家賃はどのくらいなんですか?

藤井先生群馬県のページによると、1LDKは月額16,300円から、2LDKは月額19,700円からで、共有リビング等の賃料も含まれています。実際の家賃は収入によって変わり、群馬県住宅供給公社のページでは1LDKが32,100円まで、2LDKが38,900円までの幅で示されています。このほかに、共有リビングの消耗品代や光熱水費を入居者どうしで分担して負担します。駐車場を使う場合は1台につき月3,000円(税別)が別途かかります。

みさき収入の基準はどうなっていますか?さっきの県営住宅全体の基準と同じですか?

藤井先生同じです。シェアハウスのページに書かれている「収入月額が15万8千円まで(18歳未満の子を持つ世帯は25万9千円まで)」は、県営住宅全体の収入基準と同じ内容です。さっきお話しした「子育て世帯は259,000円まで」と重なる数字で、シェアハウスだけの特別な基準ではありません。

藤井先生はい。次に、この事業の性質についても触れておきますね。群馬県自身が「シングルマザー専用シェアハウスを県営住宅にモデル的に整備し、検証することを目的としている」と説明しています。つまり、今後も同じ形でずっと続くと決まっているわけではなく、試験的な取り組みとして運営されている、という位置づけです。

藤井先生あります。群馬県住宅供給公社が出している注意事項には、3階へは高校生以上の男性は入室できないと書かれています。公社のページでは「入居フロアへの入室は親族を含め制限されます」とされていて、ご家族であっても同じ扱いです。公社職員や検針員、修繕業者、担任の先生の家庭訪問など、仕事でどうしても必要な場合は、必要最小限の時間に限って認められると書かれています。息子さんが高校生になる時期や、お父さん・兄弟に来てもらう場面は、あらかじめ考えておく必要があります。

みさき満室で申し込めないなら、どうやって空き状況を確認すればいいんですか?

藤井先生空き状況は「マザーポート」という外部サイトで確認できると案内されています。それに加えて、申込先である群馬県住宅供給公社 管理部管理課(027-223-5811)や、事業を担当する群馬県こども・子育て支援課(027-226-2622)に問い合わせれば、現在の状況を教えてもらえます。受付再開の時期が決まっているわけではないので、気になる方は、時々問い合わせて状況を確認してみてください。

みさき分かりました。今すぐは無理でも、頭の片隅に置いておこうと思います。県営住宅全体の話に戻りますが、市が持っている住宅もあるんですよね?
市区町村の住宅もあわせて確認する

藤井先生そのとおりです。ここまでお話ししてきたのは群馬県が管理する県営住宅の話ですが、これとは別に、お住まいの市や町が独自に運営する市営住宅・町営住宅がある場合があります。市営住宅・町営住宅にも、ひとり親世帯向けの優遇の仕組みがあるかどうかは、自治体によって異なります。県営住宅の申込みとあわせて、お住まいの市役所・町村役場の住宅担当窓口にも、市営住宅・町営住宅の募集状況を確認してみることをおすすめします。

みさき県営住宅だけじゃなくて、市の窓口にも聞いてみます。最後に、内容を表でまとめてもらえますか?
群馬県営住宅の優遇抽選の基本情報まとめ

みさきシングルマザー専用シェアハウスの分も、一緒に確認しておきたいです。
併用できる他の支援制度

藤井先生県営住宅の申込みとあわせて、他の制度も確認しておきましょう。
- 児童扶養手当: 母子家庭・父子家庭に生活費の手当が支給される全国共通の制度です。県営住宅の入居可否とは別に申請できます。
- ひとり親家庭住宅支援資金貸付: 住まいに関する資金を借りられる全国共通の制度です。抽選の結果を待つ間や、当面の転居費用が必要なときの選択肢になります。
- 公営住宅の優先入居: 母子・父子世帯を含む子育て世帯などが、公営住宅で優先的な取り扱いを受けられる仕組み全体について、全国的な考え方をまとめています。

藤井先生母子家庭・父子家庭のどちらも、群馬県営住宅の優遇の対象です。シングルマザーもシングルファーザーも、条件を満たせば同じように申し込めます。
公式情報・問い合わせ先
※本記事は令和8年9月時点の、群馬県と群馬県住宅供給公社の公表情報(令和8年7月版の入居申込案内書など)をもとに作成しています。県営住宅の募集団地、優遇の判定、収入基準、シングルマザー専用シェアハウスの受付状況などは、時期や個別の状況によって変わります。最新情報は、群馬県住宅供給公社またはお住まいの市区町村の窓口でご確認ください。
よくある質問
群馬県営住宅で、ひとり親世帯は本当に当選しやすくなりますか?
ひとり親世帯(母子・父子世帯)は特例(優遇)世帯にあてはまり、一般世帯の抽選番号1個に対して、抽選番号を最大2個持てます。ただし実際の当選確率は募集戸数や応募状況によって変わるため、「何倍当選しやすくなるか」は公表されていません。
離婚がまだ成立していないのですが、優遇の対象になりますか?
ひとり親世帯の区分の対象にはなりません。入居申込案内書には「離婚未成立、調停中は非該当」と明記されています。申込みだけなら調停中でもできますが、住宅の内見の前までに離婚が確認できないと入居できません。「子育て世帯」の区分に当てはまるかどうかは、群馬県住宅供給公社(027-223-5811)に確認してください。
実家の親と同居していても、ひとり親世帯の優遇を受けられますか?
ひとり親世帯の区分は「同居親族が20歳未満の子どもだけ」が条件のため、親(祖父母)と同居している場合は対象から外れます。ただし、同居親族に18歳未満の子どもがいて扶養している場合は「子育て世帯」の区分に当てはまる可能性があります。実際の判定は、群馬県住宅供給公社(027-223-5811)に確認してください。
優遇の対象になると、家賃も安くなりますか?
いいえ。優遇されるのは抽選の当選しやすさだけで、家賃は優遇の有無にかかわらず、世帯の収入や住宅の条件に応じて決まります。
シングルマザー専用シェアハウスには今から申し込めますか?
現在は満室のため新規の入居受付を停止しています。再開時期の記載もありません。空き状況は「マザーポート」や群馬県住宅供給公社(027-223-5811)へ確認してください。
抽選団地と随時団地はどう違いますか?
抽選団地は抽選月の1日に発表される募集団地に郵送・窓口・メールで申込み(締切は抽選月の15日必着)、抽選で入居予定者が決まります。随時団地は窓口に書類を持参して申込み、受付順に決まる方式で、抽選の仕組みがないため優遇(抽選番号2個)の対象にはなりません。
18歳未満の子どもがいるひとり親世帯の収入基準はいくらですか?
入居申込案内書(令和8年7月版)では、原則階層世帯は月収158,000円まで、裁量階層世帯は214,000円までとされ、裁量階層のうち「子育て世帯」(同居親族に18歳未満の子どもがいる方)は259,000円までです。この月収は額面ではなく、案内書の計算式で出す収入月額です。
「子育て支援住宅」に申し込むと、抽選番号2個の優遇は使えますか?
使えません。抽選団地の子育て支援住宅については、入居申込案内書に「特例世帯としての優遇抽選は受けられません」と書かれています。
市営住宅・町営住宅にもひとり親世帯向けの優遇はありますか?
自治体によって異なります。県営住宅とは別に、お住まいの市役所・町村役場の住宅担当窓口で、市営住宅・町営住宅の募集状況もあわせて確認することをおすすめします。